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2021.02.18
言語録～1 ミッション
いつもこのサイトを訪問頂き、ありがとうございます。株式会社オリザリアの代表を務めている岡澤です。
いつまで継続できるか自信がありませんが…普段よりクライアントの会社様に対してお話していること、考えていることなどをこちらでご紹介していければと思っています。
さて、栄えある第1回のネタは…起業にあたって感じたことにしたいと思います。私は当社起業前に6次産業化事業に出資を行う官民ファンドに所属していました。そこで垣間見たのは、折角立ち上げた6次産業化事業なのにその経営管理や販売に苦しむ多数の事業者でした。
「農業者の所得向上のための6次産業化」
世の中で言われるこの言葉に偽りはないですし、その理念も素晴らしいと思います。ところが、これまで激戦を繰り広げてきたレッドオーシャンの2次産業・3次産業に、おっとり刀で乗り込む1次産業者。戦略も戦術も練らなければまず勝ち目はありません。
「世の中はストーリーだ。生産者が直接情報やストーリーを届ければ、消費者は買ってくれるに違いない」
そんな甘い見通しで6次産業化に乗り出した事業も少なくありません。もちろん、その中でも勝ち抜いて立派に収益化を果たす事業者もいますが、残念ながら世の中の6次産業化事業の多くは収益化には程遠い、農業者の所得向上どころか、キャッシュ流出や債務を増やすお荷物事業になっていることと思います。
当社のミッションは、こうした事業運営の失敗を少しでも減らし、わが国の農林水産業が多様性を持ち続け、ビジネスとしても持続できるようになるためのあらゆる支援を行うことである、と信じています。
